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2018年10月13日の事
第十三回Ⅴ上級-1「折り紙建築士養成講座 in 九州」でした。
お題は「フラクタル・パターンを創作しよう」
使用テキスト「折り紙建築士養成講座」著:木原隆明
Lesson14「ブロックの組み合せ」
Lesson41「フラクタル・パターンをつくろう」
ハサミでつくってから、オリジナル折り紙建築をつくる講座でした。
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一見複雑なLesson14・41ですが、軸対象ですからハサミで簡単に作れます。中学校授業では第2回目に取り入れています。楽につくった後は、創作に挑戦。
増殖のパターン(相似の空間の関係を崩さずに小さくしていくプロセス)を
掴む苦労があったようです。
製図と全く関わらない会員の方も図面化するのに手間取ったかもしれません。
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しかし、作るのは手慣れたもの。創作作品がずらりと並ぶと圧巻です。
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さて、10/13当日は、前田さんと氏川さんのダブル講師。
有座は北海道震災復興応援ワークショップで不在でした。
日頃講師より、よっぽど丁寧な解説が有った模様。
第1回目講座で話した
「ここは共学の場です。得意分野がある人が講師を務めて欲しい」が実現でき、
発起人は嬉しいかぎり。
11月は「折り紙建築士養成講座 」著者:木原隆明氏をお招きし特別講座を開きます。
まだ空きが有ります。ご興味がある方は是非ご参加下さい。
詳細⇒ https://www.facebook.com/events/256970615024793/
2018年10月05日
facebookを覗いているとKei Nakamuraが出てきて
FB友達になる。
彫刻家:中村ケイさんのカメを手に入れたのは半年前。
「ヨーロッパでは絵やお花の横に必ず彫刻が置かれている」とケイさんのお母さん。
時々撫でてパワーを貰う。
写真の折り紙建築は、創作は始めたばかりの何も知らない頃の作品。
なのに角錐折を使っているのに今さらビックリしてしまう。
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大理石彫刻:Kei Nakamura/折り紙建築:2011 Masayo ARIZA
2018年10月03日
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いよいよ「さっぽろ創世スクエア」グランドオープンです。
オープン記念イベント企画
「さっぽろ創世スクアを知ろう!見よう!作ろう!」の「作ろう!」担当で
折り紙建築ワークショップを行います。
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レーザーカットされた折り紙建築「さっぽろ創世スクエア」を立ち上げたり、
カッターと目打ちで実際に創り上げたり、
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ハサミチョキチョキ飛び出すカード手法で「さっぽろ創世スクエア」をつくったり。
道具と用紙の荷物が25kg強。ふうふう云いながら送り出しました。
カッターもハサミも紙も重たいのです。
「さっぽろ創世スクエア」の折り紙建築化は、
デザイン期間が短く気忙しい設計でしたが、纏まったのではないかしら。
ワークショップがスムーズに行くように体力温存しておかないとね。
次回の記事は、楽しいワークショップの様子おば。
「折り紙建築士養成講座 in 九州」は、次回2018年10月13日から最終章-上級に入ります。
第13回「フラクタル・パターンを創作しよう」講座内容説明です。
シルピンスキーの三角形で有名な増殖する形(フラクタル)は軸対象ならハサミでも簡単につくれます。
シルピンスキーの三角形の折り紙建築版(創作:木原隆明)はこんな感じ
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ハサミでつくった後、フラクタル・パターン創作をします。
親を決め、その相似形を一定法則で増殖させる(フラクタル)と面白いカタチが生まれます。
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難しく考えず、単純な形の組み合わせを楽しみます。
創作はこんな繰り返しの中にも隠れています。
講座初頭に作った折り紙建築「階段」もフラクタルですね。
ハサミをご持参下さい。
使用テキスト「折り紙建築士養成講座」著:木原隆明/関連ページLesson14、Lesson41
2018年09月24日
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来月のワークショップ準備です。
ハサミワーク30人とカッターワーク20人の同時進行で、
ハサミ:クラフトチョキ 30本
カッター:NTカッターA-300 15本+20本=35本
カッターマット:ナカバヤシCTM-A4CBOLFA cutterMAT A4 15枚+20枚=35枚
20㎝定規:15本+20本=35本
カッター替刃兼カッター刃折器:NT BA-160e 5本(50本)
左官カルコ:20本
40㎝定規:6本
竹串:100本
良し!
次の準備は、用紙と飾り棚。
2018年09月20日
今日は、H中学校総合学習授業3回目:「折り畳める椅子を創ろう」でした。
一年生14人110分授業です。
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福岡教育大生の教育実習の場となったこの授業、先ずは学生予習授業から。
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今回は、班で話し合い教え合えるよう島形机配置で行いました。
島机配置だと騒がしくなるのは、判っているが、創作にはお互いの刺激も重要。
島形机配置だと、班で話し合い教え合える。
講師の話は聞かないが、判らない所は班員に教えてもらったり、覗き見たり。
今回の生徒目標は、
①創作折り紙建築「椅子」を完成させる
②三面図を理解する
講師目標は、生徒に聞く姿勢と取らせる

手順は、
サンプルをつくる⇒観察⇒見ながら三面図を描く⇒椅子創作をする
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一点透視図的な平面図を描く生徒
平面が既に透視図的に見えている!ある意味凄い。
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宿題:創りたい椅子スケッチを基に確実に型図に落とし込んだH君

騒ぎまわっていた生徒もやる時はやる。
13人/14人が畳める創作椅子を完成させました。
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上段中央:H君作「椅子」は風格がある。
反省会で、
「動物の顔が多くなるのは何故か」の問に、
「最初に見せた先輩中学生参考作品がクマだったので、耳を付け顔を描けば動物になるから安易につくったのでは、参考作品は生徒の方向を決める。創って欲しいサンプルを提示した方がよい」と、さすが教員を目指す大学生の答!
「解説をしても生徒は聞かない」の問には
「手順を図解してミエルカしたら良い」の答。
「拡大コピーできます」の担当教師。
5年目でも改善の余地あり、外部スタッフが入ると鍛えられます。
ありがたや。ちなみに参考作品は
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シンプル系、デザイナー椅子、キャラクター椅子、花椅子とバラエティー豊かなつもりなのだけれど、
最初紹介作品の印象がずっと残るんだって…
2018年09月16日
「折り紙建築士養成講座」著者:木原隆明氏(折り紙建築第一人者/茶谷正洋直弟子)を迎へ、
11月10日に特別講座を開きます。この機会に是非ご参加下さい。
折り紙建築は、1981年に東京工業大学教授(当時)の茶谷正洋氏によって創始された日本の新しい文化です。
折り紙建築理論を学び、創作へと結びつける実習中心の講座「折り紙建築士養成講座 in 九州」を昨年10月から月一回行っています。
現在会員は、高校生・大学生から主婦、会社員、建築士まで、多岐にわたります。
特別講座内容は、
折り紙建築180度切り起こしタイプ《傾斜・非対称》と《紙を手なずける》のダブル講座です。
今までの講座内容は⇒http://arisasira.blog.fc2.com/blog-category-2.html
特別講座のより詳しい説明は⇒http://arisasira.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
どうぞご参加下さい。
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木原隆明創作折り紙建築作品
2018年09月15日
今日は、第十二回Ⅳ特殊技法-3「折り紙建築士養成講座 in 九州」でした。
お題は「糸で手繰る」
使用テキスト「折り紙建築士養成講座」著:木原隆明
Lesson27「陸屋根円形建物」―足元固め
Lesson34「上海ワールドファイナンシャルセンター」―糸で手繰り寄せる
の講座です。
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12回講座の中で初めて製図・創作無し、作成のみに集中した講座になりました。
初めての糸の手繰り寄せは、時間を要するのです。
が、会員1作品は完成出来ました。
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Lesson27掲載「陸屋根円形建物」は、八角柱建物です。
そのままでは不安定構造なので足元固めを入れています。
これは11月特別講座「ピサの斜塔」でも使われている手法。
また、陸屋根の180度切起こしタイプは、
紙抵抗が強く、そのままでは盛り上がります。
屋根を水平に納めるため、内部に糸を張り、引っ張り調整をします。
「上海ワールドファイナンシャルセンター」も展開図で開いた足元を引き寄せるのに、糸を使います。
秘密兵器(木原隆明先生考案)を用意しました。
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シャープペンシルには頭をカットした縫い針が仕込まれています。
つくり方は、彰国社「折り紙建築 世界の名建築をつくる」をご覧ください。
作業手順は、
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糸を仕込んだところ。
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糊代にのりを付けているところ。
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互いに教え合います。

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情報交換では、Tさんが前回茶谷正洋作「カテドラル2」をライトボックス化した作とスペイン・コルドバ・メスキータに見立てて意匠を施した作を披露してくれました。Tさんは、訪れた世界遺産を折り紙建築化する目標を着実にこなしています。
今回の会場は「なみきスクエア」
外から丸見えの部屋は、室内側からは解放感が有ってとても気持ちよく、
見られているのは結構快感でした。
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来月10月13日はフラクタパターンを使った増殖創作をします。
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一緒に学ぶ仲間を随時募集しています。
福岡市市民センター秋の文化祭で、ペーパークラフトワークショップをしました。(日頃創作ワークショップばかりなので)同じものが出来上がって面白いかしらの不安は、一瞬で吹き飛びました。
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ヒーローは小学3男子。
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ハサミ階段で2回目ハサミを入れた後、「次は何段になるだろう?」と問うと、じーっと観察して「そっか4段増えるから7段だね」「4回目ハサミを入れると何段になるだろう?」「7段に8段増えるから15段だ」と論理的思考組立をするのです。「一人一人のハサミ階段が違って見えますね」には、前の人が「幅が違うのね」。すかさず年配男性が「先生、側面は皆同じですよ」と折り紙建築本質を見抜く発言。「側面が長方形ないし正方形の時、始めてピッタリ畳めます。90度作品はハサミ階段にデザインを盛り込んだと考えて下さい。これからカッターでつくる作品もまったく一緒です」小3男子「先生、裏から見るともっと面白いです」参加者皆が講座を楽しく盛り上げ、大人も子どもも相手を尊重し認め合う。良い会になりました。
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折り紙建築ワークショップでは、真っ新なケント紙(往復ハガキサイズ)でハサミ階段をつくることから始めています。
「半分に折って二本の切込みを入れ、真ん中だけ持ち上げ折線と紙切り口と合わせ折れ目を入れます…」
何処を切るかは言わない、直線とも言わない。仮折り・定規・線引きは禁止。
右の小3男子は「幅を少しづづ寄せて行きました」左の女性は「波線で切りました」
課題が早く終わり自由制作で切り込みを増やしたのがコレ。
真っ新な紙を使ってこその作品です。
小3男子は「表からハサミを入れ引っ込ませましたが、これも正しいですか?」と訊いてきました。
彼が会のヒーローになった訳が判るでしょ。
こんな子に会うと未来に希望が持てます。
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「裏から見ると、またカッコイイ」小3男子
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褒められました。
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オマケ
折り紙建築新刊本を紹介すると「その本、イオンモールで見ました。輝いていて、この講座を受けるんだって嬉しくなりました」五十嵐暁浩:著「3Dグリーティングカード」は、福岡で静かなブームになりそうです。
https://www.boutique-sha.co.jp/17336/
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/D
2018年09月08日
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今日は、T中学校総合学習授業2回目:増殖立体フラクタル「ブロックの組み合せをつくろう」でした。
2・3年生31人大所帯の90分授業です。
今回から教育大生が複数教育実習に加わります。今日は大学一年生4人。
今回の生徒目標は、
①到達モデル形を自己決定する
②時間内に作品を完成させる
講師目標は、
a.授業を時間内に終わらせる
b.生徒にも大学生にも満足感を持たせること。
折り紙建築版「シルピンスキーの三角形」(作:木原隆明)は、軸対象なのでハサミで簡単につくれ、見応えがあります。簡単じゃんと体感させ、根気がいる製図・厚紙での筋付け・カッター切り製作へと引っ張っていくプログラムです。
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平面では全体を図面がするということが(ハサミで重ねて切るので最初にイメージを引きずり)判らない生徒が結構居て、ビックリ。
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製図―親40㎜立方体⇒子20㎜立方体⇒孫10㎜立方体⇒曾孫5㎜立方体 途中
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折れ筋付けは根気がいる。立ち上げの時この苦労が報われる。
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「あぁ、一か所切れちゃった」


H中学校では失敗するグループ机配置が、T中学校では教え合いにつながり上手く機能します。なんと10分も早く授業完了。
6テーブルそれぞれにスタッフ一人が付いて、サポートが出来たのが時間短縮の大きな要因です。
スタッフ随時大募集中! 大学生スタッフ事前体験。
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ハサミワークだけでは足りなかったそうです。継続参加してくれたら自分自身も成長するし、生徒成長も観察できるのですけれど、如何?

さて、スタッフ反省会で
「言葉で説明するのが難しく、教え切れなかった」
「事前のハサミワークだけだったので、製図・カッター切などにかかる時間が想定できず、生徒に終盤慌てさせた」
「小学生でもない、高校生でもない中学生にどう指導して良いのかとまどった」
など、気負った学生発言に対して、
Uスタッフの「僕は一緒に楽しもうと参加している。困っている生徒をサポートして、早く余裕のある生徒にはゆっくりの生徒を手伝えるように誘導している」と嬉しい助言。
言葉で説明なんて、演習系授業において、無理な話。手を動かした実習でしか身に付くはずがない。学習効果を上げる必要はあるが、この総合学習授業では、物づくりの楽しさ体験が一番目標。楽しければ、自主的に挑戦を始め、新たな発見に繋がる。
説明一切なしで、つくりながらすべて理解できる教材準備出来たら良いな、と妄想する反省会でした。
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実体ある物で、見える・触れる・つくれる状態だと理解は簡単。