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2013年 07月 07日 ( 1 )

2日目も実り多い昔ばなし大学講義。
過飽和の頭を抱えやっとこさ帰ってきました。

可笑しかったのは、栃谷洋子さんの福井県土地言葉による語り。
栃谷さんは「私の福井ことば」と断ります。
言葉は日本全土に混在しており純粋な言葉など無いそうです。
「土地言葉では理解されない」なんて心配は無用と栃谷さんは言います。
リズムや雰囲気を聞いているのだからそのうち解かる位の考えで良いのだそう。
十二ヶ月になったばかりの子が小澤俊夫先生と同じ相槌を打ってくれたり、
十年語りを聞いてくれた校長先生が「色が見えてきた」と感激してくれたり、
自分の話し言葉に自信を持つことが大切なのだと。
標準語のお話を土地言葉に翻訳するには声に出して言って見ながら
1、2年時をかけながら自分の言葉にしていくのだとか。
本では掴めないところは元テープまで追いかけるそうです。
伝承が途絶えてしまった現在、土地言葉による語りは根気強い労力の上成立しているようです。

昔話は貴重な日本の伝統文化、子ども達に良質のお話を届けたいと小澤俊夫先生は仰います。
初めて絵本が動いて見えた23年前、私個人に語られているような素話に出会った20年前、
楽しさを知った者は伝えて行く責任があるのでしょう。
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博多駅の山。