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2011年 09月 16日 ( 1 )

仇討ちの芝居なんて、どちらの立場から見たって憎しみと悲しみが残るだけ、
と思っていましたが、「夫婦の芝居」「豊かな一夜」とパンフレットに書いてあります。
前進座「あなまどい」は、ひやひや、ドキドキしながら想像を遥かに越えた展開で、
あゝ幸せだと感じるいい芝居でした。

物の見方を変える触媒、演劇もそのひとつと乙川優三郎さんが書いていますが、
演劇鑑賞人口は減少し、
職人芸の宝箱のような前進座の芝居であっても、観ても解らんという人が多いです。
感動の前に下準備がいる、
次なる次元に入るには訓練がいる、
料理も文学も仕事も同じ、
もうチョッと淡々と続ければ、視界が開けます。
芝居も大きな感動の期待をこめて、静かな前半を細かな所作も見逃さないよう見守りましょう。