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日本折紙協会筑後支部研修会「図形認識力を高めるための折り紙」

2015年07月11日のこと
カワサキローズに魅せられて日本折紙協会筑後支部に2013年より入っています。
年に1回以上、数学者・折り紙作家の川崎敏和先生の研修会があります。
川崎先生は、「図形認識力を高めるための折り紙」研究を始められたそうで
5月折紙探偵団九州コンベンションでも講習をされました。
さて、
7月11日午後の部は、6角形折り紙を切り出し
笠原邦彦氏の様々な6角形雪の結晶折り紙サンプルから、
①観察し、再現しよう
②オリジナル雪の結晶をつくろう
③四角折り紙でオリジナル模様をつくろう
の流れでした。
①は、参加者夢中。
6か所同型模様があるから、どのように折ったか辿るのは比較的簡単。
パズル的で面白い。
そこから発展変形するのも折り紙体験者には楽しい。
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前の席に座ってらした折り紙作家:川村みゆきさんは、見ただけで折り方が読めるそうで、
どんどん創作されていました。
創作は「立体作品になってしまう」のだそうです。

「先週の研修会場と全然違う。こんなに熱中して折ってくれると私は楽できる」と川崎先生。
③になるとちょっと参加者の手が止まり、
「創作になると手が止まるのは何故ですかね。六角より四角のほうがよっぽど簡単のはず」
と川崎氏。
(ベテラン愛好家ばかりだからカッコよいものを創ろうと作戦を練ってるだけですよ先生!)
私はというと、折り紙体験が少なすぎて苦戦。
単純に折っていくと表だけ出てくるので、
表裏をバランスよく出すほうが模様として見栄えがするから、
裏を出すにはどうしたらいいんだろうと別の神経を使い始めちゃった。

これって形を予想する訓練に確かになりますね。
折り紙建築を使った空間認識能力育成とどっちが手軽かしらん、効果的かしらん?
折り紙は手軽でしかも安価。
道具もいらないしサンプルを用意したら、誰でも何処でも講習ができそう。
うーん、
2D⇔3D変換は折り紙建築が断然優位で図形認識には優れていると思うのだけれど。
道具と、教えるには若干褒め殺しの技術がいるかな?
次回研修会で川崎先生と
一般に広める方法、継続して興味を引き出す手法、などお話する時間が取れたらいいな。
by arigozira | 2015-07-14 13:09 | 折り紙建築・ペーパークラフト | Trackback | Comments(0)