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折り紙建築ワークショップに使う道具の話

折り紙建築ワークショップ(WS)を行っています。
子どもの遊びからぬけ落ちたり、
学校教育で手薄になった
空間把握能力育成に、折り紙建築WSが効果があると考えるからです。
紙とハサミだけで出来る「ハサミチョキチョキ飛び出すカード」WS、
図面を描き創作する「オリジナル〇〇をつくろう」WS、
など、どれも楽しく、参加者が自ら考え、発見していくプログラムです。
使うのは、ケント紙とハサミとカッターなど。
道具は30人分用意しています。
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今回は、道具の話。
多人数ワークショップ用道具を揃えるには、性能+適正値段が大切になります。
個人用拘り道具選びとちょっと異なります。
メーカーのスタンダード品は、皆に愛され残ってきた優良品、且つ安価で有難い商品です。

NT A-300Rは、1972年から発売されている歴史あるカッターで、
しっかり握れ、左右両手対応で使いやすいです。
定規は、厚みが有ってカッターを当てるエッジの部分は透明で薄い方が、
切りたい線が見易く、使い易いです。
ただ、カッター使い初心者は、カッターの歯が、内側か外側に倒れて
切り線が"ふらつく"方が多いようです。
初めは、
カッターを当てるエッジ部分にステンレスガードが付いて厚みがある定規が、
紙に対しカッターを直角にあてる支えにもなり、具合が良いと思います。
紙に直角にカッターの歯を当てれるようになれば、
定規エッジが薄い方に切り替えれば良いでしょう。
いずれにしろ、定規は厚みがある方が、紙がずれず安定します。
筆者WS使用定規は、100均で売っているステンレスガード付20㎝定規です。
個人作品製作も、ほとんどこれを使っています。

もう一つ重要な道具に目打ちが有ります。
筋を引くには、スタイラス(電子機器道具の方ではありません)が便利ですが、
穴開け兼用となると、カルコ(糸引き大工道具)が安価で、
シャープな穴・線が付き、便利です。
貼っては剥がせるテープも、ペンキ用養生テープが安価に手に入ります。

カッターを使うと肩が凝ると言う人がいます。
定規を支える為に力を入れますが、カッターを持つ手に力は入れません。
刃先が欠けたら新しい歯に替え、刃先を移動するだけです。
厚い紙を切る時は、2、3回カッターを引いて切る位のつもりで切ります。
そのためにも、
定規をしっかっり押さえ、刃先を紙に直角に当てることが大切です。

カッター、カルコ、養生テープと建築現場にある道具ばかりなのは、
折り紙建築の名前から来ているのか、筆者の守備範囲なのか、どちらでしょう?

書き忘れていました!
「ハサミチョキチョキ飛び出すカード」WSには、よく切れるハサミが必要です。
「ハサミ持参」と連絡しても、切れないハサミを持って来られる参加者が多いです。
よって、備蓄増強中。
2015年5月現在、準備しているハサミ30本弱、
内、アルスコーポレーション『クラフトチョキ』20本です。
クラフトチョキは、ホームセンター園芸コーナーで売っています。
これも1977年からのロングセラー品、1,500円程度と、筆者WS道具では超高価!
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by arigozira | 2015-05-26 11:45 | 折り紙建築・ペーパークラフト | Trackback | Comments(1)
Commented by arigozira at 2017-10-26 07:54
道具の話は
http://arisasira.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
にも書きました。