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東宝ミュージカル「レディ・べス」の舞台装置

東宝ミュージカル「レディ・ベス」を見る。
舞台装置が素晴らしい。
開幕前、背景はホロスコープの輪が浮いて、
勾配のある回り舞台中央に天球儀が置かれスポットが当てられていた。
これだけで心がざわめき期待が高まる。
勾配盆にテーブル・椅子・ベットの固定と撤去をどうするのか、
役者は転ばないようどう動くのか余計な心配をしてしまう。
もともとエリザベス一世には特別の思い入れがある。
王位に着くまでの葛藤のみのストーリーには拍子抜けしてしまったが、
歌とダンスと衣装と舞台装置を楽しめればよしと割り切れば
益々血生臭くなる即位後を入れないほうがいいのだろう。
東宝常連ベテラン俳優が脇を固め、主役若者達を育てているようなミュージカル。
それも楽し。
「“(個人の)幸せ”よりも“(社会に対する)責任”の方が重い生き方」すべてここに行きつくべス。
アン・ブーリン:和音美桜が気高く歌唱力があり良かった。
「モーツァルト!」や「ラマンチャの男」のような魂を吸い込まれる新ミュージカルに出合いたい。

by arigozira | 2014-09-02 23:30 | 鑑賞・芝居・講演 | Trackback | Comments(0)