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導くオンナは、児童書ではおばあちゃん?

「導く」は人生の道を示す人かなと捉えて児童書を眺めていたら
人生の先輩おばあちゃんばかり浮かび上がってきました。
おばあちゃんを四行で紹介するなんて無理っぽい。

『おばあちゃん』 ベーター・ヘルトリング 著
           上田真而子 訳

ドイツ版がばいばあちゃん?貧乏で皮肉屋で正義感にあふれたおばあちゃんと5才で引き取られた孫との話。おばあちゃんと子どもの世代のずれ、別の思いをもっている大変さが、ユーモラスに2人の異なる価値観で描かれている。理解できなくっても分かり合えるもんなんだね。


おばあちゃんの屋根裏部屋シリーズ
『メイベルおばあちゃんのちいさかったころ』アリータ・リチャードソン著
                           中村妙子訳
きっとおばあちゃん子ってこんなふうにお話を聞いて育ったんだろうな。
開拓時代のメイベルおばあちゃんの子どもの頃の思い出話はほこほこ温かで、苦労話も温もりにつつまれ孫のわたしに愛情一杯に伝わってきます。


グリーン・ノウ物語シリーズ『グリーン・ノウの石』 L・M・ボストン著
                               亀井俊介 訳
イギリス・コッツウォルズを旅して、グリーン・ノウ物語6冊の300年の時空を超えた物語が本当に理解できた気がした。純な心だけが300年の子どもたちと一緒に過ごすことが出来るのだ。そして、ずっと見守り役の大おばあさんもその一人でいたのが嬉しい。
by arigozira | 2012-10-23 23:29 | 読書・子どもの本 | Trackback | Comments(0)