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「ファンタジーの羅針盤」風間賢二

今日の新聞読書欄 風間賢二「ファンタジーの羅針盤」記事は、ル・グウィンの<ゲド戦記>。
「影との戦い」は情景が思い描けず手こずり、
「こわれた腕輪」でやっと姿が見えてきて、
「さいはての島へ」でまた世界観に突き放され、
「帰還」「アースシーの風」「ドラゴンフライ」で初めて身近な人間くささを感じ、
訳も判らず読み上げたのが20年前とその後。
苦労したので「指輪物語」全9冊が読破でき、ファンタジーの世界に入り込むことが出来たと思う。
風間賢二さん解説によると
実は、最初の三部作は、「ナルニア国物語」や「指輪物語」に代表される従来の西欧型ファンタジー(キリスト教・男性優位社会)に対するアンチとして創作されている。…
…確実に言えるのは、最初の三部作は児童文学の傑作であるが、後半の三冊は大人(それも中高年)こそが堪能できる”小説”であるということだ。
だそう。
そうなんだ!今読み返せば、もっと共感できるかな?
2日後2月28日、映画「ホビット」が公開されると、また異世界で遊ぶことが出来る。
此のところ、ページをめくる代わりに紙を折ったり切ったりしてるので、本を読んでいない。
ティンカーベルが飛び、木の葉の影にコロポックルが隠れている世界が日常だったのにネ。

by arigozira | 2014-02-26 21:25 | 読書・子どもの本 | Trackback | Comments(0)