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「九州国立博物館」折り紙建築はこのようになりました!

遠景で見れば波打った力強い屋根面が山並みに溶け込む姿ですが、
立面が単調で折り紙建築では、ボリュームしか現わせず不満が残っていた九州国立博物館です。
折り曲げ線に斜めに配置し動きを出そうと創り続けてやっと完成です。
11月27日にUPしたモデルをさらに
屋根面のカーブが現れるよう繋ぎ幅を細かくし、
壁面と屋根面の垂直面、水平面が自然に見えるよう改善しました。
折り紙建築の角錐折がやっと解かってきました。
「九州国立博物館」折り紙建築はこのようになりました!_a0210108_2381363.jpg

by arigozira | 2013-11-29 23:00 | 折り紙建築・ペーパークラフト | Trackback | Comments(7)
Commented by Igarashi at 2013-11-29 23:23 x
角錐の図面はCADでなければやってられないですよね.所でこの様な場合、垂直となる面は台紙に対して90度にならない事と曲率(歪み)が有る事に気付かれましたでしょうか?
Commented by Igarashi at 2013-11-29 23:25 x
↑↑↑(補足条件)
台紙を90度に保持した場合です.
Commented by arigozira at 2013-11-30 08:46
製図はCADと言うパソコンソフトを使っています。
画面の拡大縮小が自由で、レイヤー分けで、下書き線が幾ら重なっても見分けが利きます。
CADが無い時代、先人たちは手書きで図面を書いていました。頭が下がります。フランク・ロイド・ライトの建物外観パースの焦点は自然に見える遠い所に取っています。どうやって描いたのか?素晴らしいです。

この折り紙建築で使っている技法は、角錐折と言います。
中心折線に対して面が角度を持って立っています。(中心軸に対し左右対称ならハサミでつくる作品が沢山で来ます)
側面が長方形になる形では、紙面に置かれた角度、中心軸と折れ線それぞれの折り畳める条件を満たす角度を計算をしなければなりません。(CADだとこの厄介な作図が角度取得機能で楽です)
そこまでは、根気さえあれば機械的に出来ます。
次は、どう見せるかの創作作業になります。建築物を表現する時は、それらしく見せなければいけない。水平面、垂直面で構成されている建物を角度を持たせた面でも水平垂直に見えるようにする。技術を使いこなし芸術の域に近づくには簡単ではないことが解かります。
Commented by arigozira at 2013-11-30 08:54
Igarasiさん、「それらしく見えるように」に苦労しました。チョット解かったような感じです。曲率?ゆっくり教えてください。
Commented by Igarashi at 2013-12-02 08:07 x
私も角錐の作品は好きです.動きがあってダイナミックな表現が出来ますよね.但し、完成形をイメージし難いのが大変です.試行錯誤・トライ&エラーを幾度となく繰り返さないとなかなかゴールにたどり着けません.曲率(面の歪み)ですがそのうちゆっくりやりましょう!クリスマスカードは後ほど例のストレージにアップします!
Commented by arigozira at 2013-12-02 08:36
Igarashiさん
そう、完成形をイメージできないのです。紙を切って立ち上げてみないと姿が見えず、苦労しています。
「坂の家をつくろう」の時、解析を試み、あの時点では理解できたつもりでしたが、創作は別次元でした。
曲率が出て、3DCGが納まらない、ということでしょうか?
「図学です」の言葉が沁みて来ます。
Commented by Igarashi at 2013-12-02 12:16 x
ご推察通りです (^^)/