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昨夜やっと「五十而知天命」

子曰く、吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を
知る。六十にして耳順(したご)う。七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず。
福岡で2月から始まった能楽師安田登氏の寺子屋、
今回11/4、四回目でやっと50歳の天命を知るに辿り着きました。
例によって漢字の意味する所を甲骨文字から考えます。
天とは、人間の頭を強調した字で、天は自分の中にある
命は、令であり、手遍が付いて印になり生まれつき持っている刻印のこと
知は、元は至で、いろいろやってそこに至るの意味
よって天命を知るとは、「自分の生まれつきの性格をいろいろやって知る」となるそうです。
そして例によって、お隣と自分の天命は何かのディスカッション。
こんなこと恥かしくって口に出したくないのに命題ですから話さざるを得ません。
「良いと思ったことは共有したい、広めたいと行動する」
「マイノリティー側につく」
「多数派と違う行動に出る」
などなど、自分と向き合い、隣人に寄り添う時間です。
切磋琢磨とは、その人にあった方法で磨くこと、
古事記の「海幸彦山幸彦」の海幸彦の舞いが能の起源と言われている
など話は多岐にわたり、あっという間の2時間でした。
”なおらい”でかわいいハトの絵の缶の贈り主とお話できたのが一番の贈り物かな。
お話しすることでお互い一人で抱えていた重りを共有、共感し少し軽くすることが出来ました。
感謝。
by arigozira | 2012-11-05 22:13 | 鑑賞・芝居・講演 | Trackback | Comments(0)