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第二回「昔ばなし大学」2日目

今日の講義は、
語りを志す人のためにⅡ 昔話の残酷性 宿題発表
です。
語りは暗記をしない、お話の雰囲気を掴み舞台を考え、覚えながら型のスタイルを整える、
そうです。
イメージをつくるとは頭の中にお話を演劇のように動かして行くという事かしら?
活字ではないのなら私にもできるかしら?
昔話の残酷性は、最初にぶつかる問題。
20年前に解決したつもりですが今回論理的に解説して貰いさらに判った感じがします。
「人間は生物の生命をもらって生きている」と言う事実。
生きていく知恵を昔話は伝えている事を思い出すと自ずと解決します。
昔話は実態を抜いて平面的に語り残忍ではないということ、
主人公の安全を確保するため敵対者は完全に排除されなくてはいけないのもよく理解できます。
興味を引いたのは、質問の「主人公は自分のことを差し置いて人のために働く」。
小澤俊夫先生の先生リュティはすでに書いています。
「(主人公は)本来の目的から目をはずして、ひたすら目の前の状況を満足させることによって、それとは知らずに、またそれを意図したわけでもないのに、自分が目指している目標に導いてくれる唯一の援助者を得る」
おお、これぞ幸せな人生!だからこそ昔話なのだと納得するのです。
JRを止めた台風のせいで放生会屋台はテントを畳んで前にワゴン車が留まっている。九州各地の車ナンバー
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   放生会は生きとし生きるもの生命をいつくしむお祭、筥崎宮にお参りしてきました。
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by arigozira | 2012-09-17 22:03 | 読書・子どもの本 | Trackback | Comments(0)