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安田登の寺子屋

昨日に続いて安田登氏の寺子屋参加です。
安田登氏の寺子屋は、
演者(安田登氏)の問いかけに参加者が隣の人と一緒に話し合って自分の考えを纏めたり
皆で謡を声を出して謡ったり、体を動かしたりします。
Workshopと考えれば当たり前なのでしょうが講演を聞きに来たつもりの人は戸惑っています。
2月に初めて参加した時は私もビックリ。
体験して解ることも多いし、居眠りしないで済むし、大きな声を出すのは気持ちいい。
何よりも安田登氏におんぶせずに隣人と意見交換し個々の考えが持てるのがとても良い。

能も芸能の一つと捉えていましたが今日決定的な違いがわかりました。
能舞台ではジャムセッションが行われている!
能を全く知らない私流の解釈で間違いかもしれませんが
能の舞手も謡手も楽器演奏者も個々に練習し本番前に準備体操や音合わせをしないそうです。
本番にコミで長さを主張し合い観客のことは意識外にあるようです。
どちらかと言うと神事に近い、能楽師たちの競演により創り上げていく舞台と感じました。
集まって練習し最高状態になって観客に届け、さらに改良を続ける演劇とずいぶん違うようです。
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by arigozira | 2012-06-09 21:59 | 鑑賞・芝居・講演 | Trackback | Comments(0)