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花火の動きをも表現した折り紙建築

今日3月10日放送のテレビ東京「美の巨人」は、自在置物でした。
職人の芸は留まる所を知らないのだと見惚れていました。
同じように、折り紙建築もただ建物や動植物の形をなぞって切り起こしているのではない事を
FacebookにUPされた写真で理解しました。
「The pop-Up Studio NYC」
上記ブログ写真だと謎解きが出来ます。
下記の写真だと一般的レインボーブリッジにしか見えません。
「Japan Design Net」
どっちも同じ?
もちろんどちらも同じ蔡国強iCai Gou-Qiang“Transient Rainbow”
折り紙建築”レインボー・ミラーカード”です。
しかし、レインボーブリッジが銀紙で反射して輪に見えるだけではない事が、
最初のブログ写真から解ります。
銀紙台紙1/4二枚に形を切り出し張り合わされたbridgeが台紙を広げると迫出してきて
(引火して行くように)、手前の銀紙台紙に動きながら接地する設計になっているのです。
Cai Gou-Qiang“Transient Rainbow”の花火の動きをも表現した折り紙建築です。
これがブログ写真の型穴から理解でき、動きが想像できた時は興奮しました。
高瀬好山 自在置物「鯉」の何処までも本物に近づける超絶技巧と一緒でしょ!
折り紙建築作家は、木原隆明氏です。
       
by arigozira | 2012-03-10 23:32 | 折り紙建築・ペーパークラフト | Trackback | Comments(0)